【方言】「がんこ」の意味と例文

方言

がんこ

方言の地域

石川県、静岡県

方言の意味

とても、すごい、ものすごく

「がんこ」について

石川県や静岡県の方言「がんこ」は、「とても」「すごい」「ものすごく」といった強い強調を表す言葉です。一般的には「意志が強い」「頑固」といった意味を連想させますが、石川弁ではまったく異なる意味を持っています。

石川県では「がんこ」は「まんで」と同様に使われますが、「がんこ」の方がさらに強い強調を伝える際に使われることが多いです。
また、「がんこ」は「甚だしい」「やるなぁ」といった感心する時や称賛する際にも使われます。
例えば、自転車での長距離旅行をした人に対して「がんこな!」と感心する表現や、徹夜で試験勉強をして良い成績を取った人に「あいつがんこやなぁ」と称賛する際に用いられます。

「がんこ」の使い方

たく
たく

昨日、自転車のタイヤがパンクして歩いて家まで帰ったよ

がんこな!
(すごいな!)

ひろし
ひろし

「がんこ」の例文

  1. この料理、がんこおいしいな!
     (この料理、ものすごく美味しいね!)
  2. 彼はがんこ頑張ってるな。尊敬するわ
     (彼はとても頑張っているね。尊敬するよ)
  3. あのアーティスト、ライブががんこ良かった!
     (あのアーティスト、ライブがすごく良かった!)