【方言】「あとぜき」の意味と例文

方言

あとぜき

方言の地域

熊本県

方言の意味

戸を閉めること

「あとぜき」について

熊本県における方言「あとぜき」は、「戸を閉めること」を意味します。
日常生活でよく使われる表現であり、扉を開けた後は必ず閉めるようにとの注意喚起にも用いられます。
学校や職場など公共の場所の出入り口に注意書きとして掲示されていることも少なくありません。
この言葉の「ぜき」は、水を堰き止めるなどの意味を持つ古語「せく(堰く、塞く)」から派生したと考えられ、扉を開けた後の空間を塞ぐ行為を指しています。

「あとぜき」の使い方

たく
たく

お前、いつもドアあけっぱなしやな

すまん、すまん。ちゃんとあとぜきするわ
(ごめん、ごめん。ちゃんと戸を閉めるよ)

ひろし
ひろし

「あとぜき」の例文

  1. ちゃんとあとぜきばせんかい
     (ちゃんと戸を閉めないか)
  2. 出かけるときはあとぜきを忘れんようにな
     (出かける時は戸を閉めることを忘れないようにね)
  3. 夜は特にあとぜきが大事やで
     (夜は特に戸を閉めることが大事だよ)