【方言】「うっちょく」の意味と例文

方言

うっちょく

方言の地域

長崎県、熊本県、鹿児島県

方言の意味

置き去りにする

「うっちょく」について

「うっちょく」とは、長崎県、熊本県、鹿児島県などで用いられる方言で、「置き去りにする」、「そのままにしておく」という意味を持ちます。
この言葉は、「打ち置く」がなまったものとされ、主に何かを置いていく、忘れていく、あるいは人を待たずに先に行ってしまうといった状況で使われます。
また、この方言には自動詞の「うっちょく」の他に、「うっちょこ」や他動詞の「うっちょかれる」という表現もあり、状況や行為の主体によって使い分けられます。

「うっちょく」の使い方

たく
たく

バス停で友達をうっちょくって、一人で先に帰った
(バス停で友達を置き去りにして、一人で先に帰った)

えっ、マジで?うっちょかれた友達、どうしたん?
(えっ、本当に?置き去りにされた友達は、どうしたの?)

ひろし
ひろし

「うっちょく」の例文

  1. てれっとしとっと、うっちょかるるばいた
     (ぼんやりしていると、置き去りにされるよ)
  2. 忘れ物をうっちょこうと思ったけど、結局持って帰った
     (忘れ物をそのままにしようと思ったけど、結局持って帰った)
  3. 昨日、駅でうっちょかれて、タクシーで帰るはめになった
     (昨日、駅で置き去りにされて、タクシーで帰るはめになった)