【方言】「へたれ」の意味と例文

方言

へたれ

方言の地域

三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県

方言の意味

根性なし、弱虫、おくびょう者

「へたれ」について

「へたれ」は、「根性なし、弱虫、おくびょう者」という意味の方言で、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、三重県で使われます。
漢字では「屁垂れ」と表し、自分から見て、情けない者や根性のない者を指したり、それらの人を嘲う意味で使われます。
芸人用語で、半人前という意味で使われていた言葉が広まり使われるようになったとも言われています。また、「元気がなくなる」という意味の「へたる」が「へたれ」になったという説もあります。

「へたれ」の使い方

たく
たく

明日みんなでホラー映画見に行くねんけど、自分も行かへん?
(明日みんなでホラー映画見に行くんだけど、お前も行かない?)

俺、怖い映画苦手やしやめとくわ。
(俺、怖い映画苦手だからやめとくよ。)

ひろし
ひろし
たく
たく

怖い映画苦手なん?自分へたれやな。
(怖い映画苦手なの?お前臆病者だな。)

「へたれ」の例文

  1. ジェットコースターもお化け屋敷も苦手なんて、へたれやな
    (ジェットコースターもお化け屋敷も苦手なんて、臆病者だな)
  2. 何年も片思いをしてるのに一度もデートに誘われへんなんて、へたれやな
    (何年も片思いをしているのに一度もデートに誘えないなんて、根性なしだね)
  3. あいつはへたれやさかい、いつも泣いてる
    (あいつは弱虫だから、いつも泣いてる)