【方言】「いじくりこんにゃく」の意味と例文

方言

いじくりこんにゃく

方言の地域

福島県

方言の意味

ものすごく可愛がること、(子供など可愛いものを)触りまくること

「いじくりこんにゃく」について

「いじくりこんにゃく」は、「ものすごく可愛がること、(子供など可愛いものを)触りまくること」という意味で使われる福島県の方言です。
「良かれと思ってやったことが最終的にだめになること」という意味で使われることもあります。
福井県いわき市で主に使われる方言ですが、いわき市では古くからこんにゃくの生産が有名です。「こんにゃくを作る際にこねすぎて駄目になってしまうこと」から、「必要以上に可愛がると、良い子に育たない」という意味で使われるようになったと言われています。

「いじくりこんにゃく」を使用した例文

お婆ちゃん
お婆ちゃん

お孫さんが産まれだんだってね。いじくりこんにゃくしてっぺ?
(お孫さんが産まれたんだってね。ものすごく可愛がってるんじゃない?)

そうそう。孫には甘ぐでいじくりこんにゃくしてるよ。
(そうそう。孫には甘くてものすごく可愛がってるよ。)

友人
友人
お婆ちゃん
お婆ちゃん

赤ん坊のうぢはどぐにめんこいよ。
(赤ん坊のうちはとくに可愛いよ。)

「いじくりこんにゃく」の例文

  1. あの子は小せえ頃がらいじくりこんにゃくされで育ったがら、わがままになっちまった
    (あの子は小さい頃から両親にものすごく可愛がられて育ったから、わがままになってしまった)
  2. お隣さんは、初孫がめんこぐでいづもいじくりこんにゃくしてる
    (お隣さんは、初孫が可愛くていつも撫でまわしている)
  3. 彼は一生懸命やってだが、いじくりこんにゃくになっちまった
    (彼は一生懸命やっていたが、最終的にだめになってしまった)