【方言】「おちょんぼ」の意味と例文

方言

おちょんぼ

方言の地域

岐阜県、静岡県、愛知県

方言の意味

髪の毛をゴムで結ぶこと

「おちょんぼ」について

東海地方、特に岐阜県、静岡県、愛知県で使われる方言「おちょんぼ」は、髪の毛をゴムで結ぶスタイルを指します。
この方言には、「ひとちょん」と「ふたちょん」というバリエーションがあり、「ひとちょん」はポニーテール、つまり髪を一箇所で結んだスタイルを指し、「ふたちょん」はツインテール、つまり髪を二箇所で結んだスタイルを指します。

「おちょんぼ」の語源は、江戸時代の男性が用いた髪形「丁髷」に由来しています。
紙類を締め括る際に用いられる踊り字「ゝ(チョン)」と同じく、丁髷の形状からインスピレーションを受けたとされています。
「おちょんぼ」は、その特徴的な形から派生した呼称であり、現代では女性の髪型に対して用いられる言葉となっています。

「おちょんぼ」の使い方

みな
みな

今日は髪をおちょんぼにしてるね
(今日は髪を結んでるね)

うん、暑いからひとちょんにしたんや
(うん、暑いからポニーテールにしたの)

さつき
さつき

「おちょんぼ」の例文

  1. 子供が運動するときは、いつもふたちょんにするんや
     (子供が運動するときは、いつもツインテールにするの)
  2. おちょんぼにすると、なんか気分が変わってええわ
     (髪を結ぶと、なんか気分が変わっていいわ)
  3. 明日の運動会は、みんなおちょんぼにしてくるんやで
     (明日の運動会は、みんな髪を結んでくるんだよ)