方言
たう
方言の地域
広島県
方言の意味
手に届く
「たう」について
広島県の方言「たう」は、「手が届く」という意味で使われる言葉です。
この方言は、物理的な距離や範囲、大きさに関連して用いられることが多く、手が届く範囲や程度を表す際に使用されます。
また、「たう」の否定形である「たわん」は、「手が届かない」という意味で使われます。
さらに、この言葉にはバリエーションがあり、「とうた」で「届いた」、「たった」で「届いた」、「たうか」で「届くか」という意味合いも持ちます。
これらは広島弁独特の表現で、標準語では直接的に想像しにくい言い回しとなっています。
「たう」の使い方
母
ちいとあんた!たう訳ないんじゃから、孫の手でみかん取ろうとするのやめんさい
(ちょっとあんた!届く訳ないんだから、孫の手でみかん取ろうとするのやめなさい)
だってめちゃくちゃ寒いんじゃもーん
(だってめちゃくちゃ寒いんだもーん)
みな
「たう」の例文
- あそこにあるもの、手がたう?
(あそこにあるもの、手が届く?) - あの高い棚は手がたわんから、踏み台が必要だ
(あの高い棚は手が届かないから、踏み台が必要だ) - その本、手がたうかな?
(その本、手が届くかな?)