【方言】「がしんたれ」の意味と例文

方言

がしんたれ

方言の地域

近畿地方(滋賀県、大阪府、奈良県)

方言の意味

いくじなし、能なし
けち

「がしんたれ」について

「がしんたれ」とは、近畿地方で使われる方言で、「いくじなし」「能なし」という意味を持ちます。
また、「けち」という貧相なニュアンスで使われることもあります。
この言葉は、「餓死」がなまったものからきており、「がしんたれ」は餓死寸前のような、よろよろとして頼りない様子を表現します。

「がしんたれ」の使い方

みな
みな

あの人、いつも小銭でしか払わへんのや
(あの人、いつも小銭でしか払わないのよ)

ほんま、がしんたれやな
(本当に、けちだね)

さつき
さつき

「がしんたれ」の例文

  1. 何をびびってんねん、がしんたれやな
     (何を怖がってるんだ、いくじなしやな)
  2. あいつは、ほんまにがしんたれ
     (あいつは本当に能なしだな)
  3. もう少し度胸見せてみ。がしんたれみたいやん
     (もう少し勇気を見せてみよう。いくじなしみたいだよ)