【方言】「かばち」の意味と例文

方言

かばち

方言の地域

鳥取県、広島県、山口県(中国地方)

方言の意味

おしゃべり、減らず口、屁理屈

「かばち」について

「かばち」とは、鳥取県をはじめとする中国地方で使われる方言で、「おしゃべり」や「減らず口」「屁理屈」といった意味を持つ言葉です。
口に関連する方言として知られており、口への言及から派生して、話すことに関連する意味で使われるようになりました。
「かばちたれ」という形で「文句を言う」という意味にも使われます。
この言葉の由来は、顎の骨や顎から口にかけての部分を意味する古語にあるとされています。
特に山口県の一部地域では、主に老年層を中心に顎や口の意味で使われることもあります。

「かばち」の使い方

たく
たく

彼女、いつもかばちでうるさいわ
(彼女、いつもおしゃべりでうるさいわ)

そうじゃね、いつも何かしら文句を言うとるね
(そうだね、いつも何かしら文句を言っている)

ひろし
ひろし

まとめ

  1. あの子はかばちで、先生にもよく注意される
     (あの子はおしゃべりで、先生にもよく注意される)
  2. 会議でかばちたれるのはあまり良くないぞ
     (会議で文句を言うのはあまり良くないぞ)
  3. かばちな性格の人は、周りとのトラブルも多いんじゃ
     (おしゃべりな性格の人は、周りとのトラブルも多いんだ)