【方言】「じゅんさいな」の意味と例文

方言

じゅんさいな

方言の地域

京都府、大阪府

方言の意味

いい加減な、優柔不断

「じゅんさいな」について

京都府と大阪府の方言「じゅんさいな」は、「いい加減な」や「優柔不断」、「従順な」という意味を持つ言葉です。
はっきりしない態度で人を苛立たせるような状況において使われることが多いです。

「じゅんさいな」の「じゅんさい」は、水草「蓴菜(じゅんさい)」が語源となっています。
蓴菜は澄んだ淡水の池に自生する水草で、若芽の部分にぬめりがあり、お箸で掴もうとしても掴めない特性があります。
この「掴みたくても掴めない」という特徴から「掴み所のない」、すなわち「はっきりとしないいい加減な態度」を示す言葉として「じゅんさいな」という方言が生まれました。

「じゅんさいな」の使い方

たく
たく

何食べるかまだ決めてないから先に注文してくれる?

ああ、まったくじゅんさいな人やな
(ええ、本当に優柔不断な人だね)

さつき
さつき

「じゅんさいな」の例文

  1. その案件、じゅんさいな対応すると問題になるで
     (その案件、いい加減な対応すると問題になるよ)
  2. もっとはっきり言うた方がええで、じゅんさいな態度はあかん
     (もっとはっきり言った方がいいよ、いい加減な態度はダメだ)
  3. じゅんさいな返事ばかりで、イライラするわ
     (優柔不断な返事ばかりで、イライラするわ)