方言
あたぼうよ
方言の地域
東京都(特に江戸時代の下町エリア)
方言の意味
当たり前だ
「あたぼうよ」について
東京都、特に江戸時代の下町エリアで使用された方言「あたぼうよ」は、「あたりまえだよ」という意味を持ちます。
この言葉は、「あたりまえだ」と「べらぼうめ」を組み合わせて短縮された表現です。
「あたりまえだ」とは「当然だ」という意味で、一方の「べらぼう」は普通では考えられない馬鹿げたことを指し、接尾辞「め」は前の言葉を強調する役割を持っています。
したがって、「あたぼうよ」には「当然だろう、何を馬鹿げたことを」という強い調子と威勢のよさが感じられます。
「あたぼうよ」の使い方
たく
この問題解ける?
あたぼうよ、すぐ解けるよ
(当たり前だ、すぐ解けるよ)
ひろし
「あたぼうよ」の例文
- 「今日一緒に帰ろう」「あたぼうよ」
- 「生きの良い魚はあるか?」「あたぼうよ、朝取れたばかりのものがあるぜ」
- 「兄ちゃん、生粋の江戸っ子か?」「あたぼうよ」