【方言】「うったて」の意味と例文

方言

うったて

方言の地域

岡山県

方言の意味

最初、物事の始まり、起筆

「うったて」について

「うったて」という方言は、岡山県で使われる方言で、「最初」という意味を持ちます。とくに書道の時によく使われ、この場合、「起筆(筆を紙につけて書き始めること)という意味になります。

「打ち立て」という言葉が崩れて、「うったて」になったと言われており、元々は「打ち始め」という意味だったのが、「始め」という意味になりました。香川県や徳島県でも同じ意味で使われるようです。

「うったて」の使い方

ひろし
ひろし

たく、久しぶりじゃなぁ。雰囲気が違うけぇ誰か思うたよ。今はなんしょん?
(たく、久しぶりだね。雰囲気が違うから誰かと思ったよ。今は何してるの?)

でーれー久しぶりじゃなぁ。仕事が決まって、来週から営業の仕事するんじゃ。
(すごい久しぶりだね。仕事が決まって、来週から営業の仕事するんだ。)

たく
たく
ひろし
ひろし

それで髪をさっぱり切ったんじゃ。
(それで髪をさっぱり切ったんだ。)

うったてが肝心じゃけぇなぁ。
(最初が肝心だからね。)

たく
たく

「うったて」の例文

  1. 何事もうったてが大事だから、初日は気合いを入れていこう
  2. 字を書く時は、うったてを意識するのが大切です
  3. この本は、うったての所はイマイチだけど、途中から面白い