【方言】「まんまんちゃん」の意味と例文

方言

まんまんちゃん

方言の地域

福井県、関西地方一部、鳥取県、徳島県、福岡県

方言の意味

仏さま

「まんまんちゃん」について

「まんまんちゃん」とは、福井県、関西地方の一部、鳥取県、徳島県、福岡県で使われる方言で、「仏さま」を意味します。
特に福井県の福井市旧清水町でよく使われています。
仏壇や墓など、仏さまに関連するもの全般に使われる言葉です。

大阪では主に仏壇を意味する言葉として使われ、「まんまんちゃんあん」という表現で仏壇や仏さまに手を合わせる行為を指すことがあります。
「まんまんちゃんあん」の「あん」は地方によって異なり、徳島県や鳥取県では「あんあん」となり、福岡県では「あっ」と言われることがあります。また、「のんのん」「のんのんちゃん」と言う地域もあります。

この方言は主に大人が小さな子供に仏さまについて教える際に使う言葉であり、幼児語の一種とされています。語源は「南無阿弥陀仏」というお経のフレーズが訛ったもので、地域によっては「あん」が「あな尊し」に由来するとされています。

「まんまんちゃん」の使い方

母

試験行く前にまんまんちゃんに手ぇ合わしとき
(試験行く前に仏さまに手ぇ合わしとき)

そうだね、合格できるように祈っとくね

さつき
さつき

「まんまんちゃん」の例文

  1. このお仏壇はまんまんちゃんあんやから、ちゃんとお参りしようね
     (このお仏壇は仏さまやから、ちゃんとお参りしようね)
  2. 子どもがまんまんちゃんに手を合わせてるのを見ると、ほっこりするわ
     (子どもが仏さまに手を合わせてるのを見ると、ほっこりするわ)
  3. おばあちゃんがいつも言ってた、まんまんちゃんって、仏さまのことだったんだね
     (おばあちゃんがいつも言ってた、まんまんちゃんって、仏さまのことだったんだね)