【方言】「だらず」の意味と例文

方言

だらず

方言の地域

富山県、石川県、鳥取県、島根県

方言の意味

馬鹿、思慮が足りない

「だらず」について

「だらず」という言葉は、鳥取県や島根県、富山県、石川県などで使われる方言で、「馬鹿」という意味で用いられます。
この言葉の由来は数詞や名詞に付く「足らず」という言葉が由来となっています。

元々「足らず」は但馬の中の温泉町や美方郡浜坂町で日常的に使われていた言葉で、後に「だらず」と変化しつつ但馬から近隣の鳥取県にまで分布したのではないかといわれています。

「だらず」の使い方

たく
たく

彼、また同じ間違いをしたって

またかいな、ちょっとだらずじゃないか?
(またか、少し考えが足りないんじゃないか?)

ひろし
ひろし

「だらず」の例文

  1. そんな簡単なこともできんのかい、だらず
     (そんな簡単なこともできないのか、馬鹿な)
  2. その案はだらずすぎる。もっとよく考えよう
     (その案は思慮が足りない。もっとよく考えよう)
  3. 事故を起こしたのは、運転がだらずだったからじゃ
     (事故を起こしたのは、運転が不注意だったからだ)