方言
くらす
方言の地域
福岡県(筑後地方、博多、北九州)
方言の意味
打つ、たたく、殴る
「くらす」について
福岡県の方言である「くらす」は、「打つ」「たたく」「殴る」といった意味を持つ言葉です。
特に筑後弁で用いられるこの言葉は、博多弁や北九州弁にも見られます。この方言は、しばしば喧嘩や暴力的なシーンで使われるため、やや怖い印象を与える表現です。
言葉自体が「暮らす」と発音が似ているため、方言の意味を知らない人にとっては混乱を招くこともありますが、実際には暴力に関連する言葉であり、日常生活ではあまり聞くことのない表現です。
「くらす」の使い方
たく
昨日、喧嘩があったって聞いたけど、どうだった?
「きさん、くらすぞ!」と言いながら、大騒ぎだったよ
(「貴様、殴るぞ!」と言いながら、大騒ぎだったよ)
ひろし
「くらす」の例文
- あいつ、またうちの弟にくらして、怪我させたらしい
(あいつ、またうちの弟を殴って、怪我させたらしい) - あんま生意気なこと言いよったら、先輩にくらされるぞ
(あまり生意気なこと言っていたら、先輩にたたかれるよ) - 喧嘩では、くらす前に話し合いで解決した方がいい
(喧嘩では、殴る前に話し合いで解決した方がいい)