方言
ごせやげる
方言の地域
福島県
方言の意味
腹が立つ
「ごせやげる」について
福島県の方言「ごせやげる」は、怒りや激しい感情を表す言葉で、「腹が立つ」という意味を持ちます。
この表現は、五臓六腑が焼けるほどの怒りを示すと言われています。
同様の意味で使われるバリエーションとして「ごせあげる」と「ごせやぐ」がありますが、どれも「ごせ」という語を含むのが特徴です。
方言の起源については、国語辞典『大言海』に「仙台にて腹の立つことを後世がやける、後世腹がやけるといふ」という記載があり、この「後世腹がやける」という表現が時代と共に変化して「ごせやげる」となったとされています。
「ごせやげる」の使い方
みな
あの店員の酷い態度、本当にごせやげるわ
(あの店員の酷い態度、本当に腹が立つわ)
まぁまぁ、落ち着きなさい
母
「ごせやげる」の例文
- 彼の無責任な態度に、めちゃくちゃごせやげた
(彼の無責任な態度に、本当に腹が立った) - 試合の判定が不公平で、ファンもごせやげていた
(試合の判定が不公平で、ファンもかなり腹を立てていた) - そんなことされたら、誰だってごせやげるよ
(そんなことされたら、誰でも腹が立つよ)