【方言】「なんばん」の意味と例文

方言

なんばん

方言の地域

北海道、東北地方、新潟県、岐阜県など

方言の意味

唐辛子、特に一味唐辛子や七味唐辛子などの香辛料

「なんばん」について

「なんばん」という言葉は、北海道を始めとする複数の地域で唐辛子やそれを用いた香辛料を指す方言です。
漢字で「南蛮」と書かれることがあり、この語は歴史的に唐辛子と関連しています。

唐辛子はかつて、ポルトガルやスペインなどの「南蛮船」によって日本に伝わったとされており、このことから「南蛮辛子」または単に「南蛮」と呼ばれるようになりました。
この言葉は、唐辛子を使用する「南蛮漬け」などの料理名にも使われています。

「なんばん」の使い方

たく
たく

この料理、もっと辛くしてほしいなら、なんばん足そうか?
(この料理、もっと辛くしてほしいなら、唐辛子足そうか?)

うん、少し多めになんばんを入れてくれると嬉しいな
(うん、少し多めに唐辛子を入れてくれると嬉しいな)

みな
みな

「なんばん」の例文

  1. なんばんをちょっと入れると、味に深みが出るね
     (唐辛子をちょっと入れると、味に深みが出るね)
  2. 冬にはなんばんをたっぷり使った鍋がいいね
     (冬には唐辛子をたっぷり使った鍋がいいね)
  3. 家になんばんがなくて、料理が物足りない感じがする
     (家に唐辛子がなくて、料理が物足りない感じがする)