【方言】「いら」の意味と例文

方言

いら

方言の地域

長崎県

方言の意味

クラゲ(アンドンクラゲ)

「いら」について

「いら」とは、長崎県で使用される方言で、一般的なクラゲより小さく、直径約3cmのアンドンクラゲを指します。
このアンドンクラゲは強い毒を持ち、人の皮膚に触れると強い痛みを伴うみみず腫れを引き起こすため注意が必要です。
温暖化の影響で、6月から7月にかけて観測されることも増えています。
「いら」は特に、お盆過ぎの海で人を刺すクラゲを指すことが多いです。

「いら」の使い方

たく
たく

この時期から海で泳ぐの?

いらの出るけん、盆すぎにゃ泳がんとよ
(クラゲが出るから、お盆過ぎには泳がないのよ)

ひろし
ひろし

「いら」の例文

  1. あの海辺はいらがよく見られるけん、気を付けてね
     (あの海辺はクラゲがよく見られるから、気を付けてね)
  2. 子どもたちにはいらに気を付けさせんといかん
     (子どもたちにはクラゲに気を付けさせないといけない)
  3. 盆すぎにゃ、いらが沢山泳いどるよ
     (お盆過ぎにはクラゲがたくさん泳いでるよ)