【方言】「てれこ」の意味と例文

方言

てれこ

方言の地域

京都府

方言の意味

逆、逆さま、裏表、順番が違う

「てれこ」について

京都の方言「てれこ」は、「逆」「逆さま」「裏表」「順番が違う」という複数の意味を持つ言葉です。
例えば、「シャツがてれこ」と言われると、「シャツの裏表が逆」という意味になります。
この言葉はもともと歌舞伎で使われていた用語の一つであり、異なる二つの話を一つの脚本として交互に進めることを意味していました。
この用法から転じて、日常生活においても広く使われるようになり、順番や向きが逆さまであることを表す京都弁として定着しました。

「てれこ」の語源には複数の説があります。
一つは「手入れ」という「手を加える」意味の言葉に接尾語「こ」が付いた「手入れこ」が時が経つにつれて「てれこ」に変化したという説です。
もう一つの説は、「人の手を入れ(てれ)て交互(こ)にする」という意味の略語から生まれたというものです。
どちらの説も、時間の経過とともに大幅な省略が行われたことが分かります。

「てれこ」の使い方

みな
みな

あんた、またシャツてれこに着てるで
(あんた、またシャツ裏表逆に着てるよ)

うわっ、ほんまや…トイレで着替えてくる
(うわっ、ほんとだ…トイレで着替えてくる)

ひろし
ひろし

「てれこ」の例文

  1. この文書、内容がてれこになっているから、直さなあかん
     (この文書、内容が逆さまになっているから、直さないといけない)
  2. シャツがてれこで着てたわ。恥ずかしい!
     (シャツを裏表に着ていたわ。恥ずかしい!)
  3. 話の流れがてれこになって、混乱した
     (話の流れが逆さまになって、混乱した)