【方言】「えどる」の意味と例文

方言

えどる

方言の地域

岡山県(下津井町)、広島県、山口県、香川県、高知県

方言の意味

なぞる

「えどる」について

「えどる」とは、岡山県(特に下津井町)、広島県、山口県、香川県、高知県で使われている方言で、「なぞる」を意味します。
この言葉は「えぞる」や「などる」とも言われ、その由来は「絵取る」つまり、書画を透かし写ししてなぞり、模写や複製をすることから来ています。
日常生活の中で物の輪郭を追って描写する際や、何かを模倣する際に用いられる表現です。

「えどる」の使い方

みな
みな

この絵、どうやって描いたの?

実は、写真を下に敷いて、えどって描いたんよ
(実は、写真を下に敷いて、なぞって描いたんだよ)

さつき
さつき

「えどる」の例文

  1. 図形の勉強は、先生が黒板に示したものをノートにえどることから始めよう
     (図形の勉強は、先生が黒板に示したものをノートになぞることから始めよう)
  2. えどってかきゃーえー。完璧にできるようになるまで練習しよう
     (なぞって書けばいい。完璧にできるようになるまで練習しよう)
  3. 子どもが絵本のキャラクターをえどって、自分の絵を作っていた
     (子どもが絵本のキャラクターをなぞって、自分の絵を作っていた)