方言
おちょくる
方言の地域
京都府、大阪府、和歌山県、徳島県、高知県、長崎県、熊本県、大分県
方言の意味
からかう、ばかにする
「おちょくる」について
「おちょくる」は、「からかう、ばかにする」という意味で使われる方言です。「嘲繰(ちょうくる)」という古語が「ちょくる」に変化し、最終的に「おちょくる」になったという説があります。
「嘲る」はばかにして悪く言ったり笑ったりするという意味で、“嘲る”を“繰“り返す「嘲繰(ちょうくる)」が語源になったと考えられています。
「おちょくる」の使い方
みな
さっき、隣のクラスの女の子が泣いとったな。どないしたんやろう?
(さっき、隣のクラスの女の子が泣いてたね。どうしたんだろう?)
体育の時間にケンタくんに走り方をマネされて、おちょくられたらしいで
(体育の時間にケンタくんに走り方をマネされて、からかわれたらしいよ)
みさき
みな
えー、えげつないなぁ。ケンタくんいつも女子のことおちょくってくるもんな
(えー、ひどいね。けんたくんいつも女子のことからかってくるもんね)
「おちょくる」の例文
- 新しゅう異動してきた子は、人懐っこうて話しやすいけど、すぐにおちょくってくる
(新しく異動してきた子は、人懐っこくて話しやすいけど、すぐにからかってくる) - 小学生の時、下級生のことおちょくってばっかりいたら、せんせに怒られて大泣きした
(小学生の時、下級生のことをからかってばかりいたら、先生に怒られて大泣きした) - おにいのことおちょくられたのが原因で、喧嘩になったらしいで
(お兄さんのことを馬鹿にされたのが原因で、喧嘩になったらしいよ)