【方言】「むぜ」の意味と例文

方言

むぜ

方言の地域

鹿児島県

方言の意味

可愛い

「むぜ」について

「むぜ」という方言は鹿児島県で使われる言葉で、「可愛い」という意味を持ちます。
同じく「可愛い」という意味で、鹿児島県内の一部地域では「むぞか」という表現も使われます。
「おかしむぜ」という褒め言葉もあり、これは外見だけでなく愛嬌や無邪気な魅力を持つ女性を指します。

「むぜ」という方言は主に子供や赤ん坊の可愛らしさを表現する際に用いられ、大人に対して使われることは少ないです。
例えば、祖父母が孫を愛らしく感じたり、他の子供や赤ん坊を見て可愛いと感じる際に使われます。

この方言の語源は、「無慙(むぞう)」という言葉が訛って「むぜ」となったとされています。
元々の「無慙(むざん)」は宇治拾遺物語にも記載されており、時間の経過と共に平仮名で表記されるようになり、現代の「むぜ」という形に変化しました。

「むぜ」の使い方

みな
みな

姉ちゃんの子供、むぜでしょ?
(姉ちゃんの子供、可愛いでしょ?)

ほんとだ、顔が小さくてむぜ
(ほんとだ、顔が小さくて可愛いね)

さつき
さつき

「むぜ」の例文

  1. この赤ちゃん、むぜでしょう?
     (この赤ちゃん、可愛いでしょう?)
  2. 公園で遊んでいる子供たち、みんなむぜだね
     (公園で遊んでいる子供たち、みんな可愛いね)
  3. あのぬいぐるみ、むぜかったから買っちゃった
     (あのぬいぐるみ、可愛かったから買ってしまった)