【方言】「はんなり」の意味と例文

方言

はんなり

方言の地域

京都府

方言の意味

上品な明るさ、華やかな様子

「はんなり」について

京都府の方言「はんなり」は、華やかさと上品さ、気品を兼ね備えた様子を表します。
もともとは着物の色合いを表現する際に使われた言葉で、京都の呉服文化や舞妓、芸者など着物を着る女性の文化が背景にあります。
「はんなり」という言葉には「華あり」と「華なり」という2つの語源説があり、「華やかで美しい」という意味合いが込められています。
現在では色合いだけでなく、様々な文脈で使われています。

「はんなり」という語源には「華あり」が転じたとする説が有力です。
これは、気取らずに控えめながらも華やかさを持つ様子を表す言葉と解釈されています。

「はんなり」の使い方

たく
たく

あの舞妓さん、ほんまにはんなりとして美しいわ
(あの舞妓さん、本当に上品で美しいな)

ほんまやね、はんなりしてはりますね
(ほんとだね、上品で華やかですね)

ひろし
ひろし

「はんなり」の例文

  1. 転校してきた子、はんなりしてて可愛らしいなあ
     (転校してきた子、上品で可愛らしいなあ)
  2. お土産にはんなりとしたハンカチを買った
     (お土産に上品なハンカチを買った)
  3. 春の京都は桜がはんなりとして、とても美しい
     (春の京都は桜が上品で、とても美しい)