【方言】「こまる」の意味と例文

方言

こまる

方言の地域

青森県(津軽、下北)、宮城県(仙台)、和歌山県

方言の意味

青森県(津軽弁):お辞儀・礼をする
青森県(下北弁)、宮城県(仙台弁):かがむ
和歌山県:挟まる

「こまる」について

「こまる」という方言は、地域によって意味が異なります。
青森県の津軽地方では「お辞儀・礼をする」という意味で使われ、下北地方および宮城県の仙台地方では「かがむ」という意味で使われています。
一方、和歌山県では「こまる」は「挟まる」という意味で、特に物が歯に挟まっている状態を表す際に使用されます。

この「こまる」の語源は古語の「込まる」であり、「中に置かれる」「入れられる」という意味があります。
この意味が時代と共に変化し、特定の行為や状態を指す方言になったと考えられています。

「こまる」の使い方

母

人に会ったら、こまって挨拶しなさい
(人に会ったら、お辞儀して挨拶しなさい)

はーい、わかったよ

息子
息子

「こまる」の例文(和歌山弁)

  1. 肉が歯にこまって、取れん
     (肉が歯に挟まって、取れない)
  2. 窓の隙間に手がこまって、痛い
     (窓の隙間に手が挟まって、痛い)
  3. この道、狭くて車がこまるんじゃない?
     (この道、狭くて車が挟まるんじゃない?)