【方言】「ごしゃぐ」の意味と例文

方言

ごしゃぐ

方言の地域

岩手県、宮城県、秋田県、山形県

方言の意味

怒る、叱る

「ごしゃぐ」について

「ごしゃぐ」という方言は、岩手県、宮城県、秋田県、山形県など東北地方で広く使われており、「怒る」や「叱る」という意味を持ちます。
この言葉は、日常会話の中で怒りや不満を表現する際に用いられることが一般的です。
また、「腹が立つ」という意味で使われる「ごしゃげる」という変化形も存在します。

「ごしゃぐ」の語源は、「後生(ごせ)を焼く」という表現が訛って伝わったと言われています。
この「後生(ごしょう)」は、仏教用語で現世で徳を積むことにより来世で極楽に行けるという考え方を暗示しています。
この言葉は、東北地方の文化や言語の多様性を反映しており、地域固有の感情の表現方法を示しています。

「ごしゃぐ」の使い方

みな
みな

まだ上司にごしゃがれだの?
(また上司に怒られたの?)

遅刻癖が治らなくてね…仕方ないね

たく
たく

「ごしゃぐ」の例文

  1. あの人、ちょっとしたことでごしゃぐから気をつけて
     (あの人、ちょっとしたことで怒るから気をつけて)
  2. 子どもが悪さをした時は、ごしゃぐけど、すぐに許してしまう
     (子どもが悪さをした時は、叱るけど、すぐに許してしまう)
  3. 今日は上司がみんなをごしゃげていた
     (今日は上司がみんなを怒っていた)