【方言】「なから」の意味と例文

方言

なから

方言の地域

群馬県、埼玉県、新潟県、長野県

方言の意味

群馬県、埼玉県:たくさん、とても
新潟県、長野県:ほぼ、だいたい

「なから」について

「なから」は、群馬県と埼玉県で使われる方言で、非常に強調したい時に用いられる表現です。
例えば、「めちゃくちゃ美味しい」「なから美味しい」と表現することが可能です。
一方、新潟県と長野県での「なから」は「ほぼ」「だいたい」という意味を持ち、完成や達成の度合いを示す際に使われます。
例えば、「この作業はなからおわってる」は「この作業はほぼ終わっている」という意味になります。
この「なから」をさらに強調したい場合には「なっから」という形で使用されます。

「なから」の使い方(群馬弁・埼玉弁)

たく
たく

昨日食べたラーメン、どうだった?
(昨日食べたラーメン、どうだった?)

なから美味しかったよ!
(とても美味しかったよ!)

ひろし
ひろし

「なから」の使い方(新潟弁・長野弁)

  1. レポート、なから完成してる
     (レポート、ほぼ完成してる)
  2. 引っ越しの準備、なからできてるよ
     (引っ越しの準備、だいたいできてるよ)
  3. このプロジェクト、なから終わりに近づいてるね
     (このプロジェクト、ほぼ終わりに近づいてるね)