【方言】「かぼそ」の意味と例文

方言

かぼそ

方言の地域

香川県(小豆島)

方言の意味

カワウソ

「かぼそ」について

「かぼそ」とは、香川県小豆島において用いられる方言で、「カワウソ」を指します。
この地域独特の表現では、カワウソを単に動物としてではなく、人間の性質を形容する際にも使われることがあります。
特に、小豆島では、得体の知れない人や、その思考が読み取れない人を指して「カボソみたいな人」と表現することがあります。
この用法は、カワウソが人を化かすとされる狐に代わって、その役割を担っているという地域特有の文化や信仰が反映されています。
カワウソが人間の声を真似たり、人に化けるといった伝承もあるようです。

「かぼそ」の使い方

たく
たく

夜に川辺を歩いてたら、なんか変な声が聞こえてきたんよ

もしかして、かぼそかもしれんね。気をつけなあかん
(もしかして、カワウソかもしれないね。気を付けなければいけない)

ひろし
ひろし

「かぼそ」の例文

  1. かぼそがでたって、子どもたちが騒いでるわ
     (カワウソが出たって、子どもたちが騒いでいるわ)
  2. この辺り、かぼそがようけ住んでるらしいで
     (この辺り、カワウソがたくさん住んでいるらしいよ)
  3. かぼそみたいなやつ、何考えとるかわからんからな
     (カワウソみたいなやつは、何を考えているかわからないからね)