【方言】「いちげんさん」の意味と例文

方言

いちげんさん

方言の地域

京都府

方言の意味

その店にとって初めての客

「いちげんさん」について

京都の方言「いちげんさん」は、お茶屋や料亭などで使用される言葉で、初めてその場所を訪れる客、特に紹介者がいない見知らぬ客を指します。
この用語は、店側が客の身元を知ることが重要であるという文化的背景から生まれました。
特に、京都の料亭などでは「一見さんお断り」というシステムが存在し、紹介者がいないと入店を断られることがあります。
これは、支払いの信頼性や秘密保持、高品質なサービスの提供など、様々な理由に基づいています。

「いちげんさん」の使い方

みな
みな

あの料亭、すごく評判がいいらしいけど、行ったことある?

いや、あそこは一見さんお断りだから、誰か紹介してくれる人がいないと難しいんだよね
(いや、あそこは初めてのお客さんお断りだから、誰か紹介してくれる人がいないと難しいんだよね)

さつき
さつき

「いちげんさん」の例文

  1. このお茶屋は伝統的で、いちげんさんをあまり受け入れていないんだ
     (このお茶屋は伝統的で、初めての客をあまり受け入れていないんだ)
  2. いちげんさんお断りの看板を見て、少し緊張してしまった
     (初めての客お断りの看板を見て、少し緊張してしまった)
  3. 京都で名の知られた料亭は、いちげんさんには厳しいところが多いよ
     (京都で名の知られた料亭は、初めての客には厳しいところが多いよ)