方言
いっちゃん
方言の地域
新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、山口県、香川県、愛媛県、福岡県、大分県
方言の意味
一番
「いっちゃん」について
「いっちゃん」とは、西日本の複数の県で使用される方言で、「一番」という意味を持ちます。
この言葉の語源は「一番」で、おそらく「いちばん」から「いっちばん」を経て「いっちゃん」と変化したと考えられています。
関西弁では、このように単語の途中に小さな「っ」を入れて言葉を変化させることがよくあります。
例えば、「あそこ」を関西弁で「あっこ」と言うのも、同様の言葉の変化の一例です。
これは関西弁の特徴的な変化のさせ方の一つで、地域の言語文化を示しています。
「いっちゃん」は副詞として使われるため、「徒競走でいっちゃんになった」といった使い方はできません。
主に「最も」「最高に」といった意味合いで使われます。
「いっちゃん」の使い方
たく
この中でどれがいっちゃん美味しいの?
(この中でどれが一番美味しいの?)
これがいっちゃんええ味してるわ
(これが一番いい味してるよ)
ひろし
「いっちゃん」の例文
- あの店のラーメンがいっちゃん好きやわ
(あの店のラーメンが一番好きだよ) - 彼はいっちゃん面白い人やと思う
(彼は一番面白い人だと思う) - あんたがいっちゃん悪いんやろ
(あなたが一番悪いんでしょ)