方言
アサバン
方言の地域
沖縄県
方言の意味
昼食
「アサバン」について
沖縄方言で「アサバン」とは、昼食のことを指します。
歴史的に沖縄では、かつての食事習慣が朝夕の二食だったことに由来しています。
労働者階級では、必要に応じて昼間に追加の食事(ヒルマムン)を摂る習慣もありました。
朝食は「ストゥミティムン」と呼ばれ、昼食は「アサバン」、夕食は「ユウバン」と言われていました。
この「アサバン」の名前は、三食制が一般化する近世に、朝食が新たに加わったことで、元々の朝食が昼食にずれたことから来ています。
「アサバン」の使い方
たく
きゅうやんぬアサバン、なんくいん?
(今日の昼食、何食べる?)
アサバンぬたんかいは、ソーキそばくいたいんさー
(昼食には、ソーキそばを食べたいな)
みな
「アサバン」の例文
- きゅうやんぬアサバンは、うちなー料理ぬ店ぬいくんさー
(今日の昼食は、沖縄料理の店に行くんだ) - あぬ店ぬアサバンセットは、でーじにんきあるんさー
(あの店の昼食セットは、とても人気があるよ) - アサバンまで、ちょっとしぐとぅがんばるかー
(昼食まで、ちょっと仕事を頑張ろう)