方言
うんつく
方言の地域
奈良県
方言の意味
馬鹿者
「うんつく」について
奈良県で使われる方言「うんつく」は、馬鹿者や間抜け、知恵の足りない人を指す言葉です。
この方言には、軽蔑や批判のニュアンスが含まれており、相手を非難する際に用いられます。
落語などの伝統芸能では今も使われることがあり、「運尽く」つまり運が尽きた、という意味から転じて「うんつく」となったとされています。
この「うんつく」の他にも、どが付いて「どんつく」、女性に対して言う「めうんつく」、子供に対する「こうんつく」など、相手別に言い方が微妙に変わっているそうです。
「うんつく」の使い方
みな
また同じ間違いしてるやん
(また同じ間違いをしているね)
あのうんつくめ、いつになったら学ぶんやろ
(あの馬鹿者は、いつになったら学ぶのだろう)
たく
「うんつく」の例文
- こんうんつくめ、何ぬかしてんのど
(この馬鹿者め、何を言っているのだ) - ええ加減にせえよ、どうんつく
(いい加減にしてくださいよ、この馬鹿者) - うちの子、こうんつくなってきて、困ってんねん
(うちの子、馬鹿者になってきて、困っているんだ)