方言
いらち
方言の地域
三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
方言の意味
せっかち、気が短い、せっかちな人
「いらち」について
「いらち」は、「せっかち、気が短い」という意味で使われる大阪府、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県、滋賀県、三重県の方言です。
いらいらする、させるという意味の動詞「苛つ(いらつ)」がだんだんと変化し、「いらち」という名詞になったと言われています。
「いらち」の使い方
たく
おい、まだ準備できてへんのか?早う出発すんで
(おい、まだ準備できてないのか?早く出発するぞ。)
ちょい待ってや。ほんといらちやな。まだ時間あるやん
(ちょっと待ってよ。ほんとせっかちだな。まだ時間あるじゃん。)
みな
たく
いや、自分が遅いだけやん
(いや、お前が遅いだけだ)
「いらち」の例文
- 部長はいらちだから、出張のルートはしっかり確認した方がええで
(部長は気が短い人だから、出張のルートはしっかり確認した方がいいよ) - うちはのんびりした性格やさかい、いらちな人とは合えへん
(私はのんびりした性格だから、せっかちな人とは合わない) - いらちやな。時間はあるさかいそないに慌てんといてや
(せっかちだね。時間はあるからそんなに慌てるなよ。)