【方言】「とらまえる」の意味と例文

方言

とらまえる

方言の地域

富山県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、大阪府、和歌山県、山口県、愛媛県

方言の意味

とらえる、つかまえる、ふまえる

「とらまえる」について

「とらまえる」とは、富山県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、大阪府、和歌山県、山口県、愛媛県など西日本の広い地域で使われる方言で、「捕まえる」と「捉える」の意味を持つ言葉です。
この方言は、悪者を捕まえたり、何かを具体的に捉えたりする際に使用されます。

夏目漱石の代表作「坊ちゃん」の中でも「とらまえる」という表現が用いられており、日本の文学史にもその使用例が見られます。

「とらまえる」は、主に40代や50代の人々によって使われることが多く、若い世代ではあまり使われない傾向にあります。このことは、言葉の使用が世代によって変化する可能性を示しています。

「とらまえる」の使い方

たく
たく

犯人をとらまえるのに苦労したんだ
(犯人を捕まえるのに苦労したんだ)

大変だったね。よくやったよ

みな
みな

「とらまえる」の例文

  1. その問題の本質をとらまえるのが難しい
     (その問題の本質を捉えるのが難しい)
  2. 警察が犯人をとらまえるのを見たよ
     (警察が犯人を捕まえるのを見たよ)
  3. 彼の意見はとらまえるのが難しいな
     (彼の意見は捉えるのが難しいな)