【方言】「おきる」の意味と例文

方言

おきる

方言の地域

徳島県、香川県

方言の意味

お腹が一杯

「おきる」について

徳島県と香川県で使われる方言「おきる」は、「お腹が一杯」という満腹状態を指す言葉です。
標準語での「起きる」とは異なり、食事によって満腹になった状態を表します。徳島県では特に、夕食後に満腹を意味して「おきるおきる」と表現されることがあります。
一方で、愛媛県や高知県ではこの表現は一般的ではないようです。

「おきる」の由来は、食事をとることで胃腸が活動を始める様子を、眠りから目覚めることに例えたものです。空腹時に静かだった胃腸が食事を受け入れ、消化活動を開始する様子を「起きる」と表現しています。

「おきる」の使い方

たく
たく

もう少し食べない?

いや、もうおきた
(いや、もうお腹いっぱいよ。)

ひろし
ひろし

「おきる」の例文

  1. 今日の夕飯、めっちゃ食べておきた
     (今日の夕食、めちゃくちゃ食べてお腹いっぱいだよ)
  2. あのラーメン、食べたらすぐおきた
     (あのラーメン、食べたらすぐお腹いっぱいになるね)
  3. 今日は食欲ないから、ちょっとでおきる
     (今日は食欲がないから、少しでお腹一杯になる)