方言
メドツ
方言の地域
青森県(特に八戸市周辺)
方言の意味
カッパ
「メドツ」について
青森県の八戸市を中心に用いられる方言「メドツ」は、伝説上の生き物「カッパ」を指します。
この地域にはメドツに関する伝説が数多く存在し、そのひとつではメドツが普通の人間や少女の姿に化けることができるとされています。
メドツは水辺で人を誘い込み、危害を加えることもあるという恐ろしい伝承があります。
一部の話によると、メドツは女性らしく振る舞い、人間との間に子供を産むこともあるとされ、その姿は一般的な妖怪のイメージとは異なり、より狂暴で怖い存在として描かれています。
また、見た目はグレーがかった黒色で、頭には特徴的な皿がないとも言われています。
青森県では水辺の事故を警告するために「メドツ出現注意」のような看板が設置されていることもあるそうです。
「メドツ」の使い方
たく
昔、この辺りに奇妙な生物がいたんだって
ああ、メドツの話な。ここの川に昔住んでいたっていう伝説があるんだ
(ああ、かっぱの話な。ここの川に昔住んでいたっていう伝説があるんだ)
ひろし
「メドツ」の例文
- 子どものころ、川で遊ぶときにはメドツに気をつけろって言われたもんだ
(子どものころ、川で遊ぶときにはカッパに気をつけろって言われたもんだ) - この地域のメドツ伝説、けっこう怖い話が多いんだよね
(この地域のカッパ伝説、けっこう怖い話が多いんだよね) - 昔はメドツが出るからって、夜に川に近づくのを禁じられていた
(昔はカッパが出るからって、夜に川に近づくのを禁じられていた)