【方言】「あっぱとっぱ」の意味と例文

方言

あっぱとっぱ

方言の地域

福島県、茨城県、千葉県

方言の意味

慌てる様子、あたふたしていること

「あっぱとっぱ」について

「あっぱとっぱ」とは、福島県、茨城県、千葉県の方言で、「慌てる様子」「あたふたしていること」を表す言葉です。
「あっぱとっぱしっちゃーよー」という表現は、「あたふたしちゃうよー」と同じ意味を持ち、その独特なリズムが親しみやすさを感じさせます。

この方言は東北地方の他の県でも使われており、意味合いも同様に「慌てふためく様子」「いっぱいいっぱいになる」といった状況を表します。

また、宮城県では「あっぺとっぺ」という形で「辻褄が合わないこと」を意味する方言として、奈良県では幼児語で「大便」を意味する「あっぺ」という言葉が使われています。
福島県でも「あっぽ」という大便を意味する方言が存在します。
これらの方言は、「あ」とぱ行を組み合わせた形が共通しており、広範囲の地域で使われていることが特徴です。

「あっぱとっぱ」の使い方

みな
みな

今朝はバスに遅れそうで、あっぱとっぱしたよ
(今朝はバスに遅れそうで、あたふたしたよ)

あらあら、大変だったね

さつき
さつき

「あっぱとっぱ」の例文

  1. 試験前になると、いつもあっぱとっぱするんだ
     (試験前になると、いつもあたふたするんだ)
  2. 急に客が来て、家の中があっぱとっぱになっちゃった
     (急に客が来て、家の中があたふたになっちゃった)
  3. 子供たちが遊んでいると、いつもあっぱとっぱしてるわ
     (子供たちが遊んでいると、いつもあたふたしてるわ)