【方言】「びーどろ」の意味と例文

方言

びーどろ

方言の地域

茨城県、愛媛県、長崎県、鹿児島県

方言の意味

つらら

「びーどろ」について

「びーどろ」とは、茨城県、愛媛県、長崎県、鹿児島県で用いられる方言で、「つらら」を指す言葉です。
この方言は、軒先から垂れ下がる氷の柱を表現する際に使用されます。
その語源は、ポルトガル語の「ビードロ(ガラス)」に由来し、長崎を通じて日本に伝わったガラス細工の影響から、「つらら」をガラスのように透明で美しいものと見立てて「びーどろ」と呼ぶようになったとされています。

「びーどろ」の使い方

たく
たく

外、寒すぎてびーどろできとるわ
(外、寒すぎてつららができているよ)

ああ、見てみ。びーどろがキレイに光っとる
(ああ、見てみて。つららがキレイに光っている)

みな
みな

「びーどろ」の例文

  1. このびーどろ、すごい長さになっとるな
     (このつらら、すごい長さになっているね)
  2. 朝起きたら、窓の外にびーどろがいっぱいさがってた
     (朝起きたら、窓の外につららがいっぱい下がっていた)
  3. びーどろさがっとるけん、子どもらが触らんように気をつけんと
     (つららが下がっているから、子どもたちが触らないように気をつけないと)