方言
いちびる
方言の地域
滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
方言の意味
調子に乗る、ふざける、調子に乗って騒ぎ立てる
「いちびる」について
「いちびる」という方言は、「調子に乗る、ふざける」という意味の方言で、近畿地方のほぼ全域で使われています。調子に乗ってふざけるという、「悪ふざけ」をさしています。
「いちびる」の語源は「市振る」という言葉からきています。市場の競りで賑やかに騒いでいる様子を「市振る」と言っていたことから、「いちふる」が「いちびる」に変化していったと言われています。名詞だと「いちびり」と言い、お調子者を意味します。
「いちびる」の使い方
たく
自分、昨日、部活さぼって遊んどったやろ。
(お前、昨日、部活さぼって遊んでただろ。)
さぁ?人違いちゃいますか
(さぁ?人違いじゃないですか。)
ひろし
たく
うそつくなよ。あんまりいちびってると怒るぞ。
(うそつくなよ。あんまり調子に乗ってると怒るぞ。)
「いちびる」の例文
- あいつは、最近いちびってる
- ほとんどの男子は授業中、いつもいちびってる
- 他の人の迷惑になるさかい、いちびんな