方言
おらぶ
方言の地域
四国、中国地方、九州地方
方言の意味
叫ぶ
「おらぶ」について
「おらぶ」とは四国、中国地方、九州地方の方言で、「叫ぶ」という意味を持つ言葉です。
この表現は、大声を出すこと、特に怒りではなく、ただただ大声で叫んだりする際に使われます。
一部の地域では「おがる」とも言われています。
近畿地方では現在ほとんど使われなくなり、大阪でも聞かれることが少なくなっています。
また、古くは「泣きわめく」という意味で使われていたこともあります。
「おらぶ」は古語の影響を受けている言葉で、同じ「哭ぶ(おらぶ)」という漢字を当てはめられていたことがあります。
この言葉の歴史は古く、「平家物語」や「万葉集」などの古典文学で使われている例が確認できます。
「おらぶ」の使い方
たく
昨日の試合観戦で、みんなでおらんだよ
(昨日のコンサートで、みんなで叫んだよ)
そうなんだ。盛り上がったんだね
さつき
「おらぶ」の例文
- あの選手がゴールした時、観客が一斉におらんでた
(あの選手がゴールした時、観客が一斉に叫んでた) - 映画の怖いシーンで、みんなおらんでたよ
(映画の怖いシーンで、みんな叫んでたよ) - お祭りの時は、子どもたちも楽しそうにおらんでるね
(お祭りの時は、子どもたちも楽しそうに叫んでるね)