方言
きょうとい
方言の地域
鳥取県、島根県、岡山県
方言の意味
こわい
「きょうとい」について
「きょうとい」は鳥取県、島根県、岡山県で使われる方言で、「こわい」という意味を持ちます。
この方言は「きょうてい」とも言われることがありますが、外部の人には「競艇」や「協定」と誤解されることがあります。
日常会話では「きょう」と略して使うこともあり、「あぁもう、きょう」という表現は「あぁもう、怖い」という意味になります。
また、鳥取県には「きょうさめ」という似た方言もありますが、これは「不思議な」という意味で、「興醒め」と誤解されることがあります。
「きょうとい」の語源とは、古語の1つで「人気が無くて気味が悪い」という意味を持つ「気疎し」です。
この「気疎し(けうとし)」から「けうとい」で「きょうとい」に変化していったのではないかといわれています。
「きょうとい」を使用した例文
たく
この家、古くて夜なんかきょうといわ
(この家、古くて夜なんか怖いよ)
ほんとに、一人でいると余計にきょうといわね
(ほんとに、一人でいると余計に怖いわね)
みな
「きょうとい」の例文
- 雷がきょうといから、子どもが泣いてしもうた
(雷が怖いから、子どもが泣いてしまった) - あの話、聞いただけできょうといわ
(あの話、聞いただけで怖いよ) - 夜道を歩くのはちょっときょうといな
(夜道を歩くのはちょっと怖いな)