【方言】「けなりー」の意味と例文

方言

けなりー

方言の地域

山形県、群馬県、福井県、静岡県、埼玉県、三重県、京都府、大阪府、岡山県

方言の意味

羨ましい

「けなりー」について

「けなりー」という方言は、山形県、群馬県、静岡県、福井県、埼玉県、三重県、京都府、大阪府、岡山県など多くの地域で「羨ましい」という意味で使われます。
言葉の由来は古語の「けなり(異なり)」で、元々は「普通とは違っている」「変わっている」「一段と優れている」という意味を持っていました。
平安時代を経て、中世・近世にかけて「羨ましい」という意味の「けなりい」に変化しました。
「けなりがる」という形にすると「羨ましがる」という意味になります。
この言葉は、日本文化の一部である浄瑠璃の中の演目「五十五忌」の一節にも使用されるなど、由緒正しい言葉です。

「けなりー」の使い方

みな
みな

彼女、新しい車買ったって
(彼女、新しい車を買ったんだって)

マジで?けなりー
(本当に?羨ましいな)

さつき
さつき

「けなりー」の例文

  1. 海外旅行行けるなんて、けなりー
     (海外旅行に行けるなんて、羨ましい!)
  2. 彼がプロモーションで昇進したって。けなりーことだな
     (彼がプロモーションで昇進したんだって。羨ましいことだな)
  3. 君の才能、ほんとにけなりー
     (君の才能、本当に羨ましいな)